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西澤保彦さんの「下戸は勘定に入れません」を読んでみた 感想

今回紹介するのは西澤保彦さんの「下戸は勘定に入れません」です。

下戸は勘定に入れません

鵜久森大学で准教授をしている古徳は、50歳の誕生日を迎えた本日12月26日、死に場所を求めてお酒を片手に市内をぶらぶらと歩いていた。すると偶然にも大学時代の友人、早稲本と再会を果たし、家で一杯やろうと誘われた。早稲本の妻・美智絵はかつて古徳の彼女だったこともあり、気まずさにすぐ去ろうとした古徳だったが、彼の誘いを断り切れずに仕方がなくお邪魔することになった。年末年始の海外旅行で、美智絵や二人の娘、優香は留守だったことで男二人近況報告しながらお酒を嗜んでいた。やがて酔った二人は数十年前にタイムスリップしてしまう。これは古徳の特異体質によるもので、お酒をトリガーとし、ある条件下でのみで発生する現象であった。

 

その後も、何度かタイムスリップを経験することで、やがて見えてきた過去の真実。

死に場所を求める古徳の運命とは。

 

感想/まとめ

面白かった。

僕が読んだ西澤作品の中でも上位にランキングするくらい好みである。

終わりの締め方もお見事で、古徳さん羨ましすぎる~