~読んできた本の足跡~

~のんびりまったり日々読書~アニメや雑談も~

安萬純一さんの「ボディ・メッセージ」を読んでみた 感想

今回紹介するのは安萬純一さんの「ボディ・メッセージ」です。

ボディ・メッセージ

ディー・デクスター探偵社に一本の電話が入る。依頼内容は探偵2名である家へ向かい、そこで一晩泊って欲しいとのこと。相手は必ず2名で来てほしいと重ねて強調するが、その理由は最後まで説明しなかった。簡単そうだが、奇妙な依頼。訝しみながらもその家に向かったスタンリーとケンウッドに家人は何も説明せず、長距離移動の疲れから、二人はお酒を飲んで寝てしまう。しかし、未明の大音響で目を覚ました二人が家中の様子をうかがうと、ある部屋で辺り一面血の海に切断死体が転がっているのを発見した。四つの人体は、全て首のところから切断され、片方の腕と脇腹の一部が失っていた。

 

目の前の光景の残虐さから分かるようにこの犯人は化物である。丸腰で相手に立ち向かうのは自殺行為だと判断し、上司の指示を求めて退散した。ところが警察を引き連れてふたたび現場に戻ると、何と血の海も切断死体も跡形もなく消え去っていた。

 

警察の現場検証で、血痕の大部分は絵の具であることが判明した。さらに不審な点として、主人の衣服、写真、住人の身元を明らかにする手がかりが見当たらない。昨夜二人が飲んだウイスキーやグラスまで消えてしまっている。なぜか口が利けない正体不明の大男だけが発見、保護されたが、説明できないこの不可解さは拭い消えない。

 

死体がなければ警察は動きようがない。仕方がなくディー探偵社総勢で事件の調査を始めた。有能な社員のおかげで着々と真実に近づき、やがてある兄弟と彼らが運営していた施設に辿りついた。全国各地から集めれた子供たちと起きてしまった悲劇とは。

 

最後の締めは日本人探偵被砥功児(ぴーとこーじ)が務める。

大胆かつ奇怪な犯行の真相とは。

 

感想/まとめ

面白かった。

言われるまで全然気が付かなかった。だからこそ面白さが人一倍感じられたのかな。

文章は読みやすかったけど、登場人物の名前が混乱する。いつもながらカタカナは苦手である。日本が舞台だと厳しい感じがしたから仕方がないのでしょうけどね。

 

 

この問題が事件の答えだったのか。

ある男が、もう一人の男と口論になり、たまたま手近にあった拳銃で、相手を撃った。すると、撃った方の男も死んでしまった。それは何故か?