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内山純さんの「ビリヤード・ハナブサへようこそ」を読んでみた 感想

今回紹介するのは内山純さんの「ビリヤード・ハナブサへようこそ」です。事件解決の鍵はビリヤードにある!安楽椅子探偵・中央のデビュー戦!

ビリヤード・ハナブサへようこそ

僕こと中央(あたりあきら)は、大学院に通いながらビリヤード元世界チャンピオン・英雄一郎(はなぶさゆういちろう)が経営する「ビリヤード・ハナブサ」でアルバイトをしている。個性豊かな常連客とみんなに慕われている英先生。レトロな雰囲気も相まってプレー環境は最高な場所である。ところが最近は各々が巻き込まれた事件が持ちこまれ、プレーそっちのけで議論することもなにかと多い。中央は、仕事をしながら離れた位置で彼らの推理に耳を傾けていると、ある閃きと共に犯人の正体を掴んでしまう。

 

第一話 バンキング

レストランのオーナーが刺殺された事件。何者かが侵入したり、荒された形跡がないこと、また使用された凶器から内部に詳しい人間が犯人だとみられた。そして第一発見者を含む、現場にかけつけた三人が容疑者として挙がるが、三人ともそれなりの動機があり、なかなか一人に絞り込むことができないでいた。

ヒントはバンキング。いかにして中央は犯人に辿りつくことができたのか?

 

第二話 スクラッチ

会社の屋上から転落死した事件。自殺か事故か、それとも殺人か。同じ部署の人間には殺害する機会があったが、動機が弱い。

ヒントはスクラッチ。いかにして中央は犯人に辿りつくことができたのか?

 

第三話 テケテケ

まごうことなき天才だが、コミュニケーション能力が欠落している一人の研究者。あるミーティングの日。階段の下で血を流して倒れている状態で発見された。徹夜続きで疲れが溜まったまま階段から転げ落ち、頭の打ちどころが悪くて亡くなった、事故死として処理された。

ヒントはテケテケ。いかにして中央は犯人に辿りつくことができたのか?

 

第四話 マスワリ

個人が所有するビリヤード室内のキャロムテーブルの上で死体が発見された。三人の客人たちが容疑者として疑われるが、危険を冒してまで死体を台の上に載せた理由とはなんだろう。

ヒントはマスワリ。いかにして中央は犯人に辿りつくことができたのか?

 

感想/まとめ

面白かった。

 

実際にビリヤードをプレイしたことがないので、技を説明されてもピンときませんが、事件と結びつけても違和感がないので素晴らしい。

 

主人公や先生の独特すぎる名前が先走ってしまい、影の薄さがどうしても気になりあまり魅力的には感じなかったのが残念。

 

ビリヤード用語のゴキブリではだけは駄文忘れない。