小林泰三さんの「未来からの脱出」を読んでみた 感想
今回紹介するのは小林泰三さんの「未来からの脱出」です。
未来からの脱出
老人ホームのような施設で暮らしているサブロウは自分に過去の記憶がないことに違和感を覚えた。自分を含め、周囲の人間はみな百歳前後の高齢者ばかり。加齢に伴う体の変化が原因なのか?
そんな入居者を世話してくれるここの職員は日本語が話せずにコミュニケーションが成り立たないことを除けば、贔屓目なしに有能であった。ここでの生活は平穏そうに見えるが、毎日何の変化もなく同じ行動を繰り返しているNPCのようなもの。何かと原因を見つけては記憶の欠如が関係しているのではと結び付けてしまう。
そもそもこの施設は何なんだ?
記憶がないので根本的な部分があやふやなのである。突飛な話、ここは単なる老人ホームではなく、何かの実験の為に自分たちは閉じ込められているのではと不安を感じた。この現状を打破するために、施設を調べていると何者かからのメッセージを見つけた。そのメッセージの真偽のほどはわからないが、すがる価値はありそうだ。
サブロウは信頼できる仲間を募り、施設から脱出を試みようと動き始める。
感想/まとめ
SF系の物語で僕にはちんぷんかんぷんでした。
サブロウたちの脱出劇はハラハラドキドキの展開で読んでいて面白かったのですが、その先は、、、ついていけなかった。
AIとかロボット三原則とか好きな人にはたまらない小説なのでしょうけどね。