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鹿ノ倉いるかさんの「時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい」を読んでみた 感想

今回紹介するのは鹿ノ倉いるかさんの「時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい」です。ある事情から離婚の道を選択した僕は、やるせない気持ちを抱えたまま交通事故に遭ってしまう。目を覚ますと、そこは大学時代。二度目の人生は、妻の幸せのために生きる決意をする!

 時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい

子供のことで夫婦間に溝が出来てしまった、綾人と帆乃里夫妻は離婚の道を選択した。自分が妻を苦しめていたとの後悔とやるせない気持ちを抱えたまま行き先のないドライブの最中に交通事故に遭ってしまう。目を覚ますと、そこは十年前の大学時代。親友の駿稀、のちに妻となる帆乃里、彼女の友人の美妃との四人で青春を謳歌していた時代である。そして、今なら帆乃里が駿稀に片思いをしていたことを知っている。駿稀に振られた帆乃里を励ましながらも、弱った彼女に付け込んで結ばれたことに後ろめたさを感じていた。学生時代の帆乃里はよく笑い、いつも明るい性格で周りを楽しませてくれていた。まだ悲しみを知らず、あどけない笑顔を振りまいていた彼女の懐かしさが愛しい一方で、その良さを消してしまった自分への不甲斐なさで胸が締め付けられていた。

帆乃里を幸せにできるのは駿稀しかいない。二度目の人生は妻の、、、帆乃里の恋を成就させるために全てを費やそう。綾人はそう心に誓うと、帆乃里への気持ちを押し殺し、奔走するのであった。

 

感想/まとめ

面白かった。

いつもなら幸せそうな青春を送りやがって爆発しろと厳しめな反応をするのですが、あんな終わり方をするとそんな気持ちも萎えてしまう。ここまで関係が拗れてしまうと、丸く収まる結末はあるのかどうか。

幸せとは何が正解なのか、判りませんね~