東川篤哉さんの「君に読ませたいミステリがあるんだ」を読んでみた 感想
今回紹介するのは東川篤哉さんの「君に読ませたいミステリがあるんだ」です。
君に読ませたいミステリがあるんだ
鯉ヶ窪学園高等部に入学した僕は、文学部に入部しようと門を叩いたが、間違って第二文芸部に迷い込んでしまう。そこにいたのは、自称学園一の美少女・水崎アンナ。第二文芸部の部長であり、唯一の部員である。新入部員を逃さないと強引な勧誘で逃げ道を塞がれた僕は、彼女が執筆したミステリー小説を読んでから入部の判断をすることにした。
小説の中の主人公は、自分自身がモデルと予想される第二文芸部の部長・水咲アンナ。容姿端麗、頭脳明晰、眉目秀麗、才気煥発を持ち合わせる完璧人間。下級生から慕われ、上級生からは愛され、教師からの信頼も厚い。また、第二文芸部の部長としてみんなのまとめ役も担っている。現実の水崎アンナと比較すると何割増しか盛っていることについては目をつぶることにして読み始めた。
文芸部長と『音楽室の殺人』
文芸部長と『狙われた送球部員』
文芸部長と『消えた制服女子の謎』
文芸部長と『砲丸投げの恐怖』
文芸部長と『エックス山のアリバイ』
上記の五つのミステリーを読み進めますが、荒削りな描写に対しては容赦なく指摘していきます。それでもなんだかんだ文句を言いながらも、いつしか彼女の小説が楽しみになっていた僕は、知らず知らずのうちに彼女の仕掛けたあるトリックに引っ掛かっていた。
伏線とギャグ、また強烈なキャラクターにユーモアな文章は今作も健在。
是非手にとって一緒に笑い転げ落ちましょう!
感想/まとめ
面白かった。
東川さんの作品は僕のポンコツ頭でも笑って読めるから大好き。
唐突過ぎる告白に、、、アンナ部長チョロすぎないですかね。