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早坂吝さんの「殺人犯対殺人鬼」を読んでみた 感想

今回紹介するのは早坂吝さんの「殺人犯対殺人鬼」です。クローズド・サークルとなった孤島の児童養護施設を舞台に繰り広げられる猟奇的殺人。姿が無き、殺人犯対殺人鬼の勝負の行方とは?

 殺人犯対殺人鬼

舞台は孤島に建つ児童養護施設「よい子の島」

 

ある夜、所用で島の外に出かけた職員が嵐のために戻ってこられなくなり、施設は三十九名の子供たちだけが取り残された。今がチャンスだと判断した中学生の網走一人は、悪質ないじめを繰り返す、施設の問題児こと剛竜寺翔を殺害しようと彼の部屋に忍び込んだ。ところが剛竜寺はすでに殺されていた。その死体は、左目がくりぬかれて、その代わりに金柑が押し込まれた猟奇的なもだった。

 

網走は、同じ施設の五味朝美という女の子と仲良くなっていた。彼女はゴミを漁ってアルミ缶を集めて小遣い稼ぎをしていた。将来の夢の為にコツコツと頑張っていたが、剛竜寺たちに目をつけられ、ゴミ、ゴミといじめられていた。生きていくことに疲れ果てた彼女は自殺を図りますが、奇跡的にも命を取り留めた。剛竜寺たちが彼女をいじめるからこんなことになったんだと怒り心頭の網走は、絶対にゆるさないと剛竜寺と取り巻きの殺人計画を立てるのであった。

 

ところがその後も猟奇的殺人が立て続けに起きてしまう。網走の殺人計画を先行する殺人鬼の正体を推理しながらも、自らの殺人計画を実行に移そうと動き始めるが、、、

 

感想/まとめ

面白かった。

さすが早坂さんという出来栄え。

殺人犯対殺人鬼とのクライマックス。その正体にも驚きましたが、もう一捻りの衝撃の真実はやみつきになります。