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鷲宮だいじんさんの「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」を読んでみた 感想

今回紹介するのは鷲宮だいじんさんの「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」です。22歳童貞の僕が合コンで知り合った理想の女性。しかしこの出会いが得体の知れない彼女と狂気におびえる日々の始まりだった!

 合コンに行ったらとんでもないことが起こりました

新入社員の僕こと桜田は、慣れない仕事に四苦八苦しながらも先輩職員佐藤亜矢のサポートを受けながら懸命に働いていた。そんなある日、友人の藤重から合コンのお誘いを受けた。22年間童貞を守り続けていた桜田は迷うことなくその話に乗っかった。しかし、参加予定だった女性が一人仕事でキャンセルになり桜田が誰か一人呼ぶことになった。

 

さて問題は誰に声をかけるかだが、迷った末に同期の柏木唯を誘うことにした。しかし彼女は冷たい感じの美人さん、クールビューティタイプなので正直なところを声をかけるのに躊躇してしまう。ちょっとカッコ悪いが仕事関係をダシにして話しかけることにした。勇気を振り絞って誘ったことで、OKの返事を貰えた。これで彼女とも個人的に仲良くなれるかもと浮かれていたが、合コン当日に何故か行けなくなったと断れてしまう。この件で藤重にメールで謝るも、汐野希という先輩を誘ったから大丈夫との返信に安心するのであった。ただ、藤重も汐野も仕事で来られなくなり、桜田含め3対3の合コンになった。

 

さて合コンは特に波乱もなく終わりを迎えようとしていた。期待はしていたがこんなものだろうと収穫なき今を嘆き、帰宅の準備のためトイレに向かった所で運命的な出会いをする。桜田のタイプで理想の女性を体現したような彼女がいたのだ。こんな可愛い娘と合コンする人が羨ましいなと目を奪われていると、何か言いたげにじっと桜田の顔を見つめ始めた。「もしかして汐野希さんですか?」と声をかけると頷き、二人だけで飲み会の続きをすることになった。いい雰囲気になり、出会ったその日にキスするまでの関係性になった。

 

幸せな時間はここまで、翌日から桜田の周辺で不可解なことが起き始める。その原因が全て汐野希に関係していると気付いた桜田は藤重に確認を取って見たところ汐野希という女性は合コンに来ていなかったことが判明した。ではいったいキスをした彼女は誰だったのか?

 

佐藤亜矢と柏木唯。誰が敵で誰が味方か錯乱している中でも進んで協力してくれる女性陣を巻き込んで彼女の正体を探る日々が始まった!得体の知れない存在相手に勝機はあるのか?背後から迫りくる狂気に全てを奪われる前に反撃だ!

 

感想/まとめ

面白かった。ちょっと文章が拙いというか僕には合わない感じでエンジンが掛かるのが遅かったが、判明した汐野希の正体は、まさかあの人がという驚きは素直に拍手を送りたい。

どこか間違えなければ普通の恋愛小説になったかもしれませんね。ただそれだと面白さは薄れていたかもしれませんね。この迫りくる狂気こそこの小説の醍醐味なんですからね。

 

本屋に並んでいた表紙めっちゃ怖かった~

僕はだいぶ前に発売されたふりふりワンピースを着た二次元女性で良かった。

これで一冊また積み本が消化された~