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松村涼哉さんの「15歳のテロリスト」を読んでみた 感想

今回紹介するのは松村涼哉さんの「15歳のテロリスト」です。新宿駅爆破事件の実行者はなんと15歳の少年だった。事件に裏に隠されたもう一つの真実。孤独の彼はどこに向かうのか?

 15歳のテロリスト

新宿駅に爆弾を仕掛けたとの予告動画がネット上にアップされた。動画内で少年が淡々と語る内容に誰もが冗談だと思った。その僅か一時間後、新宿駅が爆発する。すぐさま彼の身元が割り出されて日本中を駆け回る。都内の通信制高校に通う、渡辺篤人、15歳の少年だった。

 

少年犯罪を担当する記者・安藤取材で訪れた少年犯罪被害者の会で渡辺篤人と出会っていたことを思い出した。両親を交通事故で亡くして以来、祖母と妹の三人で暮らしていた。妹の存在がこそが彼の生きがいで、父として、母として、兄として見本となるような少年に成長していた。しかし、その僅かな幸せまでもが奪われてしまう。渡辺篤人が15歳の誕生日を迎えた夜、家が火事になってしまう。祖母と妹を奪っていった火事は、13歳の少年が吸ったタバコが原因だった。

 

何が彼をテロリストに駆り立てたのか?安藤は、行方をくらましている渡辺篤人の足取りを追うことにする。事件の背後に隠された真実に辿りついた安藤。孤独な少年、渡辺篤人が破滅を覚悟して挑んだ戦いとは?

 

感想/まとめ

これはいいかな。