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東川篤哉さんの純喫茶「一服堂」の四季を読んでみた

今回紹介するのは東川篤哉さんの純喫茶「一服堂」の四季です。喫茶店の女性店主が持ち込まれる謎解き明かす王道展開でしたが、最終章にあんな仕掛けがあったとは。是非この驚きを味わってみてください。

純喫茶「一服堂」の四季

あらすじ

春の十字架:雑誌記者の村崎蓮司は、お世話になっている親戚の家を訪ねます。その家の夫人から、夫が不倫をしているかもしれない、今晩辺り怪しいから張り込んでくれと頼まれたのだ。断ることも出来ず、落ち合うであろう離れを確認できる位置に腰を沈めた。長い夜が始まるかと思いきや、いつの間にか寝ていららしく、朝叩かれて目を覚ます。いそいで離れを確認しに行くと主人である隆文氏が死んでいたのだ。

 

もっとも猟奇的な夏:天童美幸は、幼なじみの関谷耕作と田んぼの草刈りをしていた。草刈りの合間に地主じいさんのもとへ渉外担当、甥っ子、宗教家の3人が訪ねてきた。しかし、留守らしく皆すぐに帰っていく。その夜、じいさんが殺されているのが発見される。死亡推定時刻から3人が容疑者として挙がるが、、、

 

切りとられた死体の夜:ミステリ作家の南田は、友人であり同業の東山と呑みに行く約束をしていた。東山の家を訪ねると、彼のアシスタントの中原冴子が眠っていた。起こさなように支度を済ませ、町に繰り出した。次の日、中原さんと連絡が取れないとのことで、彼女のアパートを訪ねると切断された女性の死体があった。

 

バラバラ死体と密室の冬:登場キャラが全員集合する最終話。一服堂であるバラバラ死体の事件が語られます。事件同様ある仕掛けに驚くことでしょう。

 

感想/まとめ

登場キャラが濃いのでキャラクターものとして楽しむのも一貫ですね。表紙から想像もできない豹変さ、分からないものです。

 

なんといっても最終話で明らかになるあの仕掛け。個人的には高評価。久しぶりにすっきり騙された。事件内容にはちょっと現実的でないので目をそむけることにしよう。

 

村崎と茜さんがパートナーになっていてうれしかった。お気に入りのキャラがくっつくと自然と作品の評価も上がってしまうことありますよね。