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岬鷺宮さんの「三角の距離は限りないゼロ2」を読んでみた 感想

今回紹介するのは鷺宮さんの「三角の距離は限りないゼロ2」です。一気に距離が縮まった二重人格の彼女との不思議な三角関係の恋物語は波乱を抱えたまま次のステージへ!

三角の距離は限りないゼロ2

前作最後の告白から一ヶ月、晴れて恋人同士となった矢野四季と水瀬秋玻。秋玻の中に宿るもう一つの人格の春珂も祝福してくれた。家庭問題で積もり積もったストレスが影響して、ある日秋玻の中に生まれたもう一つの人格で、今も二人は一定時間で入れ替わる生活を送っている。そんな経緯で生まれた春珂は秋玻の邪魔にならないように存在を隠し、秋玻の時間には彼女に成りきって乗り越えてきた。ところがちょっとした油断で矢野に二重人格がバレたことで隠すことを辞め、同時に彼も彼でそれまで演じていたキャラに窮屈さを感じており、思いきって決別を決意した。いつか消えてしまうその時まで、春珂もまた春珂として生きていくことを望んだ。

 

そんな幸せの絶頂の中にいるある日のこと、僕らは友人の須藤伊津佳から相談を受ける。告白されたとの相談で、相手は同じく友人の広尾修司であった。二人の関係性は良好で傍から見ればベストカップル間違いない。告白も上手くいくだろうと矢野はそう考えていたが、須藤の返事はしばらく待ってほしいとのこと。それまでの関係性が嘘のようにギクシャクした二人のために友人として一番いい答えが見つかるようにと矢野は動き始めた。

 

そして、秋玻の悩みと春珂と決意。

僕と彼女と彼女の物語は大きな変化を迎えようとしていた!

 

感想/まとめ

面白かった。

今回は主人公の友人キャラ達の恋愛模様を描いた物語でしたね。

 

秋玻ちゃんの攻めにも鈍感な矢野君。

うかうかしている間に、遠慮をやめた春珂ちゃんのターンが到来で、あのラストシーン。

引きが上手いので、続きが気になってしまう。

 

彼女たちの矢野君呼びが、響いて心地よい。