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東川篤哉さんの「探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて」を読んでみた 感想

今回紹介するのは東川篤哉さんの「探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて」です。なんでも屋と探偵少女が活躍するミステリー。笑いあり、涙ありで、誰でも楽しめる内容ですね。

 探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて

▼第一話 名探偵、溝ノ口に現る

商品の誤発注で勤め先のスーパーをクビになった橘良太。都心での生活に区切りをつけて地元神奈川県川崎市で再出発して『なんでも屋タチバナ』を開業した。依頼さえあれば、なんでも引き受ける。そう、犯罪以外なら、なんでもだ。

 

季節は春、大型連休を控えた四月下旬に依頼が舞い込んだ。一旦は断わる側に傾きかけた気持ちが時給一万円という破格は報酬に釣られて向かった先は一軒の豪邸。今回の依頼人はそこに住む画家の篠宮龍也。男性のヌードモデルを所望とのことで『なんでも屋タチバナ』の噂を聞きつけて依頼したのだった。ちなみに父親の栄作は有名な画家であり、母親は花代、兄の一郎、家政婦兼弟子の村上可南子の四人がこの屋敷のいた。

 

モデルを終えて着替えている最中に突然屋敷に母親の悲鳴が響き渡った。父のアトリエがある地下室へと急いで駆け付けると栄作が頭から血を流してすでに息絶えていた。応接間に飾っていた額縁入りの絵が凶器であった。高校時代の同級生であるしゃれたメガネをかけたインテリ風の長嶺勇作刑事から事情聴取を受けて事件詳細を話したが、いったい誰が犯人なんだ?

 

それから一週間が過ぎ犯人は未だに逮捕されず、進展がないまま世間からも関心が薄れつつあった。そして俺のもとにも新たな依頼が舞い込んだ。ご夫婦ともに探偵業を営んでいる綾羅木孝三郎から仕事で家を空けるので10歳になる一人娘の有紗の面倒を見てほしいとの依頼だった。『不思議な国のアリス』の主人公をモチーフとした服装に身を包んだ可愛らしいお嬢さん。父親の前では、可憐で可愛らしい振りをしており良太と二人きりになった瞬間に態度が豹変して鋭い蹴りを見舞い、吹き飛ばされた良太。人殺しーといきなり犯人に指名されてしまった。先の事件のことだと知り、俺は犯人ではないと丁寧に説明してこの場は収めたが、この小さな探偵さんを納得させるために篠宮宅へと向かうことになるが、はたしてどうなる?

 

泣き虫で、蹴りを入れ暴れ回り、良太を困らせる少女。時折、年相応の可愛らしさも見せる小さな探偵さんとなんでも屋の良太二人のでこぼこコンビが活躍するミステリースタートです。

 

額縁の絵に秘密が隠されていた、だと、、、

 

▼第二話 名探偵、南武線に迷う

また孝三郎からの依頼。今度は有紗のはじめてのおつかいを見守ってほしいとのこと。知り合い中崎浩介にお礼の品を届けてもらいたい。分倍河原の喫茶店で約束をしたのはいいが、急遽依頼が入ってしまい私はいけなくなってしまったので代わりに有紗に行ってほしいのだ。良太は気付かれずに密かに見守る役目が今回の仕事。

 

溝ノ口から電車を経由して分倍河原にある約束の喫茶店に到着。良太のフォローもありおつかいを済ますことに成功した。

中崎との会話の中で

「赤ん坊だったころに、僕が抱っこしてあげたこともあるんだよ」

「ふーん、おじさんがパパを抱っこしたんだ」

「違うよ。おじさんが君を抱っこしたんだよ」

かみ合わない会話に爆笑(僕が)

勘のいい有紗にはこっそり付いていたのがバレていた。家に着くまでがおつかい、一緒に電車に乗り込み、溝ノ口への帰路についた。帰ってきた溝ノ口は騒がしく駅前のベンチで女性の死体が発見されていた。翌日の新聞で死んでいたのは塚本潤子だと判明した。友人の長嶺刑事は、彼女と深い関係にあった中崎を犯人だとにらんでいた。しかし、中崎にはアリバイがあった。喫茶店有紗といたという鉄壁なアリバイが。

良太と有紗はこのアリバイを崩すことができるのか注目です。

 

歩くなんてすごいな。

 

▼第三話 名探偵、お屋敷を張り込む

須崎瑛子から建夫(夫)の浮気調査の依頼が舞い込んだ。私は所用で家を空けるので、自宅を張り込んで浮気相手と密会する現場を押さえてほしいとのこと。

須崎家を有紗と共に訪ねた。調査に協力的な瑛子の母親の友人として招かれたことにして一泊することに成功した。夫婦の寝室離れを監視し始めたて家政婦さんが離れに入って、すぐに出て行ったこと以外特別な変化はなかった。しかし数時間後、黒いワンピース姿の女性が現れて離れに入った。用件を済ませたのか二時間後、人目を憚るように周囲を見回し、駆け足で去って行った。証拠写真をしっかりと撮影してこれで依頼完了だ。そのまま朝を迎えることができた。

しかし、翌朝起きてこない建夫の様子を見に行くと頭から血を流して死んでいたのだ。さらに、良太のアパートで一泊過ごす予定だった瑛子が失踪、後に死んでいるのが発見された。

利用された形になった良太と有紗は、この謎を解くことが出来るのか?

 

入れ替わり、、、どこかで読んだな。

 

▼第四話 名探偵、球場で足跡探す

野球のメンバーが不足してその数合わせの依頼を受けた良太。三振にエラー連発の絶不超。敵味方からのヤジが止まらない。試合は敗れ、もちろん責任は良太にあるだろう。それでも約束の報酬を受け取り、逃げるようにグラウンドを去って行った。野球の仕事はもうやらないと決心したが、今度は対戦相手だったチームの監督から依頼が入る。先ほどの実力では期待はしないから試合成立のために数合わせをお願いしたいとのこと。面を向かって言われて言い返すのかと思いきや、良太は任せてくださいと低姿勢で引き受けることにした。

しかし試合の日その監督、剣崎さんがマウンド付近でボウガンで撃たれて死んでいるのが発見された。マウンドには監督の足跡しかなく犯人の足跡が見つからない。いったいどこから矢を放ったのか?

 

あれを使って足跡を残さなかったのか。

 

感想/まとめ

面白かった。東川さんのギャグのセンスが好きでいつもニヤニヤしながら読んでいるので外では怖い、家で一人の時に限ります。

有紗ちゃん可愛い。良太とそれ以外との対応するギャップがいい。それだけ信用されていると思うと、うらやましくも感じますね。犯人に向かって鋭い蹴りをお見舞いする(うらやまし、、、ごほん)容姿と正反対な暴力的な面がある一方、泣き虫で年相応の少女らしさも覗かせる、最高ですな。

 

さらなる二人のやりとりに期待して続編を読みたいですね。