岬鷺宮さんの「三角の距離は限りないゼロ」を読んでみた 感想
今回紹介するのは岬鷺宮さんの「三角の距離は限りないゼロ」です。二重人格の彼女との不思議な三角関係の恋物語。
三角の距離は限りないゼロ
本来の自分を隠し、人前ではキャラを演じて学校生活を送っていた矢野四季。始業式当日誰もいない教室で素の自分を転校してきた水瀬秋玻にみられたことがきっかけで彼女に恋をした。偽っている自分が恥ずかしくなるような芯のある言葉に惹かれるものがあり、明日からの学校生活に自然と浮き立っていた。
そして放課後彼女の秘密をしってしまう。
彼女の中にもう一人の人格が存在していることを。
水瀬秋玻(あきは)冷静で、クール系美少女。
水瀬春珂(はるか)明るく、おっちょこちょいで、抜けてる所がある、可愛い系。
顔は同じなのに対照的で真逆な性格をしている。
このことは秘密にしてほしいとお願いされたらうなずくしかない。二重人格を知ってから彼女を冷静に観察していると心配になるレベルでヒヤヒヤしてしまう。入れ替わり直後が危険。さすがに二重人格を疑う人はいないだろうが、見てるこっちが気が気でない。そこで彼女たちの秘密を周囲にバレないように協力することにした。過程で秋玻のことを好きなことが春珂にバレてしまい、応援してくれることになった。
友達と交換日記をやることに憧れていたという春珂の言葉に断れるはずもなくやることにした。秋玻とのつながりを持てる魅力的な提案だったからでもある。
しかし学校生活はピンチの連続だ。ギリギリ何とかできる綱渡りの毎日で僕の支えでも限界があるし、緊張で疲弊感がたまる一方だ。
次なる手としてもっとお互いをしるべきだ。同じように振る舞うなら趣味や興味のあることを事前に準備する必要があるはずだ。その勉強会を開こうと二人が住む禁断の地へ足を運ぶことになった。
秋玻に何故ここまで協力してくれるとの問いに春珂と僕は境遇が似ていることを教えて納得してもらった。何を思ったのか幸せそうで寂しそうな仕草にここで一歩踏み出そうとしたが、残念入れ替わりの時間だ。春珂へと移り、勉強会の詰めの所で以外にもスペックが高いことに気付く。自信が持てない、精神面が原因なのではという答えに辿りついた。
一定の成果を得て終えた勉強会。しかし彼女の中で異変が起きていいた。
間隔が短くなる入れ替わり。それは片方の消失を意味している。
なぜ、急に。それは、秋玻の本心に隠されていた。
ぶつかりあって、全部出し切った先にまっていたのは、、、
感想/まとめ
久しぶりのライトノベルでしたが、面白かった。
キャラ作ってない人なんていないと思いますし、そんなに悪いことでもないようなきもします。ちょっとしたマジ意見。
二重人格や双子の物語はいつもどっちがどっちだが混乱するのですが、みなさんは平気なのですかね。もどって確認する作業がちょっとめんどくさい。
エピローグは卑怯ですよ。どっちなんだ。
絵も透明感がきれい。告白シーンもグー!
二巻が発売しているのですが、ラストの出来が良すぎて満足してしまった僕もいるので購入するかは気分しだいですね。申し訳ないですが。
いつの間にか四巻が発売していました。この勢いなら売れてそうだし、そろそらアニメ化の情報も飛び出すかもしれませんね。