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西尾維新さんの「掟上今日子の退職願」を読んでみた 感想

今回紹介するのは西尾維新さんの「掟上今日子の退職願」です。今回は隠館厄介さんは登場しません。依頼人は女性警部さんばかり。今回はどんな事件が待っているのか、早く行きましょう。

 掟上今日子の退職願

バラバラ殺人事件の捜査協力をすることになった今日子さん。同年代の女性警部さんと組むことになりさっそく現場へ急行。

恨まれることが何かと多かった被害者。

容疑者は大勢いたが、全員にアリバイがありバラバラにできた人物は一人もいないとミステリアスな事件。

今日子さんはペンで切断線を一周、自分の身体を使って検証。

突破口は現場に残された凶器のノコギリ。

辿りついた真相は驚くべきものだった。

 

今度の現場は野球場のマウンド。有名なピッチャーとして活躍していた男性がマウンドの上で死んでいるのが発見された。練習中に心臓麻痺か何かで倒れたと考えられていましたが、高所から落下して全身を強く打った結果死亡したことが判明した。

周辺には飛び降り場所は見当たらない。

どこから落ちて死んだのかが今回の謎になる。一つ一つ可能性をつぶして辿りついた答えとは。

 

病院のベットで患者さんが首を絞められて死んでいるのが発見された。ナースコールが押されて現場に駆けつけてきたときには犯人はいなかった。

被害者となった男性は92歳の寝たきりのご老人でわざわざ殺す必要があったのか疑問が残ります。遺産面で疑われたがご家族とは関係良好だったため排除できる。

病院の一室で一つ一つ可能性をつぶして辿りついた答えとは。

 

水深が浅い人工的に作られたため池で女性の水死体が発見された。

被害者の身元も特定済み、死因も判明、犯人の目星もついている。アリバイもないし、凶器も分かっている。

仕事くださいと連呼する、今日子さん。

依頼内容はなぜこの池に死体を沈めたかでした。

 

感想/まとめ

隠館厄介さん要素をく、ください。

各お話し相棒が違いますけどみなさん今日子さんに対して何かしらの想いを持っているのが伝わってきて内面でのつぶやきが面白い。

 

ここまでシリーズを読んでいると長編派、短編派に好みが別れそうな作品ですね。

 

ピッチャーのお話しが一番好きでしたね。上ばかり見ていても駄目だということなんでしょう。