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西尾維新さんの「掟上今日子の婚姻届」を読んでみた 感想

今回紹介するのは西尾維新さんの「掟上今日子の婚姻届」です。シリーズ第6弾。まず美しい表紙に目が行きがちですね。

本編も恋愛要素がシリーズの中で最も強いかと思われる。今回も厄介事が隠館厄介さんに襲い掛かるが今までとはちょっと違う!?さて「恋愛」とは誰のことを指すのか楽しみですね。

 掟上今日子の婚姻届

今日子さんの講演会に来ていた隠館厄介。記憶が保てない忘却探偵がいったい何を話すのか気を揉んでいたけど、自己紹介からボディランゲージを交えて冗談を言い聴衆を味方につけるやり方。序盤から成功する空気が感じられ要らぬ心配だった模様だ。

講演の中で今日子さんの秘密にも触れている。

記憶は毎朝17歳の時までさかのぼること。同じ服を二度着たことがないと噂されるファッションについて。他にも質疑応答で踏み込んだ話題にスラスラ答えていく。本当かどうか定かではないが知ることができた厄介は嬉しそう。

最後の質問者、恋愛観について質問した囲井都市子さんが今回の物語のカギとなる人物。

 

数多くの冤罪を経験してきた厄介は取材を受けることに。待ち合わせ場所に現れたのが講演会で恋愛観について質問していたジャーナリスト囲井都市子さんだった。インタビュー後に別件で囲井さんから付き合った男性が全員破滅していると聞かされる。さらに私を受け入れてくれるのは同様の体質を持った厄介だけだと訴えプロポーズされてしまう。

 

厄介は彼女に内緒で今日子さんの所へ身辺調査の依頼をお願いする。

詳細は割愛するが調査報告を囲井さんに伝える。

囲井さんプロポーズの断り方に対して激怒、納得できる答えを貰わないと破滅させると言い残し帰っていった。

時間だけが過ぎ解決策が見つからないままオドオドしている所へ、今日子さんから電話がかかってきた。

深夜に2時に厄介宅へお邪魔して彼女に違和感、引っかかる感情があると追加報告。

先入観がありこのままでは解決策が生まれない。一度リセットしようと決めてその際、自分の体に隠館厄介への褒め言葉を書き綴り高感度最高潮で仕事に臨むことになった。

目を覚ました今日子さんは恋人の様になっていて、あっという間に真実を見出した。

 

その真実を持って再度囲井さんへ会いに行く。

 

感想/まとめ

シリーズ9弾の裏表紙の方を先に読んでしまっていてプロポーズを断った描写に驚きましたがこういった事情があったんですね。

お人好しの隠館厄介さんは鬱積した気持ちはないのでしょうか。

今回はおいしい思いも出来たのでプラスマイナスゼロと言えることでしょう。記憶のリセットそういう使い方もあるんですね。

恋人の様なデレデレした今日子さんを見られて大満足でした。