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乾緑郎さんの「僕たちのアラル」を読んでみた

今回紹介するのは乾緑郎さんの「僕たちのアラル」です。SF、青春、ミステリーが融合されたジュブナイルタイプの小説ですね。世界観も特殊な感じで、きっとわくわくすること間違いなし!

 僕たちのアラル

あらすじ

僕こと井手拓真は、高校三年生で、来年は大学受験だ。夏休みに入れば講習などで忙しくなるからその前にと、幼なじみの鈴本成志やクラスメイトの金城映美らとキャンプに来ていた。一年で最も長い夏至の日はここでは『光子の日』と呼ばれている。ここの生活環境は、少々特殊である。『スフィア計画』と呼ばれる、大規模な疑似的テラフォーミングの実験は、30年を満期に計画されている。現在は3分の2に当たる20年が過ぎようとしているところだ。火星への移民を目指す『移民千年計画』に先立つプロジェクトの一つで、およそ50平方キロメートルある移住区には、十五万人ほどの市民が暮らしている。

 

拓真の通う学校に額田明日菜が転校してきた。あっという間に拓真らのグループに馴染みこんだ明日菜。彼女は何者なんだ?

 

スフィアの外部との通信が遮断されたとのニュースが流れる。これを機に物語が急速に進んでいく。拓真の父親が誘拐され、宗教団体のようなテロリストが絡んでいるとの情報が届けられる。すぐに回復するかと思われていた外部との通信も長期化の予想が強くなる。次々に起こる不可解な事件。いったいスフィア内外部で何が起ころうとしているのか?

 

巻き込まれた拓真は、信じるという言葉が皆無の状況で、真実を探すために動き始める、、、

 

 

感想/まとめ

表紙がきれいでとても引き込まれた作品。中身は特殊な環境設定でしたね。少し閉所恐怖症がある僕は、生活するのは無理な気がします。

 

登場人物みんなが秘密めいているし、ある意味壊れているとも言える。誰が敵で、誰が味方か。是非読んでみてほしいですね。意外な一面が見られるかもしれません。

 

拓真が導き出した答えはいかに、それと、あの子たちはどうなるんだろうね。