八重野統摩さんの「還りの会で言ってやる」を読んでみた
今回紹介するのは八重野統摩さんの「還りの会で言ってやる」です。帰りの会、懐かしいタイトルに惹かれ、読んでみました。前回紹介した作品とはまた違った青春小説となっています。
還りの会で言ってやる
あらすじ
幼なじみの柚舞がいじめを受けていることを知りながら見て見ぬふりをしてきたクラスメイトの創吾。このままでは良くないと考えながらも、どうすればいいのかわからず帰宅する柚舞の後をこっそり追うストーカーと化していた。
そんな時、宇佐部いう男に出会う。彼は、柚舞のことをダメ人間だと罵り、いじめられっ子から脱却するために「ダメ人間社会復帰支援サークル・還りの会」と意味が分からないサークルを立ち上げた。柚舞のために創吾もメンバーに参加し、柚舞をいじめていた連中に反撃を試みる。
感想/まとめ
「いじめ」が関わってくる小説、苦手なテーマなので評価しづらいです。と、思いきやテンポやノリに勢いがあり面白く読めた。何事にも挑戦が大事ですね。
サークルのメンバーであれこれやるのは楽しそうでしたね。ひとりでも味方がいることで世界が違うんでしょうね。メンバーもやたら濃い方々でした。
ただ、野球のあのシーンは正直むかついた。そこは、残念でした。
八重野さんの小説でしたら、こちらの方が好みでしたね。
何だかんだでタイトルが逸材でしたね。