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本多孝好さんの「チェーン・ポイズン」を読んでみた

今回紹介するのは本多孝好さんの「チェーン・ポイズン」です。死への憧れを持つ人が、チャンスを与えられたらどのような行動をとるのか、考えさせられる作品です。

 チェーン・ポイズン

あらすじ

「その自殺、1年待ってもらえませんか?1年頑張ったらご褒美を差し上げます」

それは、自殺志願者になげかれられた悪魔、いや天使のささやき。これは、死への憧れを持つ人が、最後の一年間をどう過ごすのか? 生きることとは何なのかを考えるお話し。

 

二人の視点により進んでいきます。

自殺志願者の女性、週刊誌記者の原田という男性

 

自殺志願者の高野章子?が最後の一年をどのように過ごしていたのか?
週刊誌記者の原田は、三つの不審な毒物自殺について調べるためかつて取材した関係者を巡っていき真実という名の答えを見つけることは出来たのか?
そして、セールスマンからの「その自殺、一年待ってもらえませんか?」この意味とは!
物語は驚きの結末を迎える。

 

感想/まとめ

騙された。思惑どおりに騙された。
正直、初めて読んだ感想はよくわからんでした。解説や考察サイトにお邪魔して納得。二人の視点をバランスよく違和感なく構成しておりゴールまで一直線に読ませてくれる作品でした。

 

やはり「生」「死」を扱う作品だったので心に来るものがありました。
「生」を選んだもの、「死」を選んだもの、どちらが正解か答えは永遠に分からないでしょうね。