~読んできた本の足跡~

~のんびりまったり日々読書~アニメや雑談も~

吉永南央さんの「誘う森」を読んでみた

今回紹介するのは吉永南央さんの「誘う森」です。

 誘う森

あらすじ

一年前のあの日、香映は自殺してしまった。何の前触れもなく。未だに妻の死を受け入れられない洋介。不眠症を患った洋介は歩くことで、この状態から脱しようと試みる。しかし、彼女の過去の断片が、町のあちこちに散らばっている―。謎に満ちた妻の過去から、死の真相を探る決意を固める洋介。自殺の名所と呼ばれる森で、自殺防止のボランティア活動をしていた彼女に、いったい何が起きたのか。少しずつ暴かれる真実は、かの森へと洋介を導く。期待の新鋭が描く精緻なミステリ。(東京創元社


妻の死を受け入れられない洋介が妻の過去をたどり自殺の原因を探し求める。自殺防止のボランティア活動をしていた彼女に、何が起きたのか。そして、洋介に救いはあるのか?

 

感想/まとめ

吉永南央さんの「誘う森」いかがだったでしょうか。吉永さんの作品は初めて読みましたけど切なさの中に重さがのしかかっている雰囲気に飲まれページを進むにつれて何とも言えない気持ちになってしまった。

 

タイトルからも読めるように情景描写が多めに表現されており引き込まれる感じがまさに誘われたと言えますね。

 

知らないほうが幸せだったのかとらえ方はひとそれぞれだと思いますが

福山の家よ。私の家は、あそこしかない。

この言葉には、僕も洋介も救われたと思います。