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西澤保彦さんの「パズラー 謎と論理のエンタテイメント」を読んでみた 感想

 

今回紹介するのは西澤保彦さんの「パズラー 謎と論理のエンタテイメント」です。

パズラー 謎と論理のエンタテイメント

▼蓮華の花

作家の日能克久(ひなせかつひさ)は、高校時代の同窓会に参加するために20年ぶりに故郷に戻ってきた。そこで学生時代に日能のことが好きだったという梅木万理子(うめきまりこ)と再会を果たす。実のところ日能は彼女が随分前に亡くなっていたと思い込んでいた。どうしてそんな勘違いをしていたのか。その理由を探って行くと、児玉美保(こだまみほ)という少女に辿りついた。

 

▼卵が割れた後で

日本人留学生の斉藤寛之(さいとうひろゆき)が殺害された。裕福な家庭で甘やかされて育ち、遊ぶためにこっちに来ている彼の評判は正直良くない。さらに死体には何故か卵が付着しており、、、

 

▼時計じかけの小鳥

高校生の高木奈々(たかぎなな)は、久しぶりに訪ねた地元の書店〈三好書店〉で一冊のミステリー小説を購入した。すると本の中に謎のメッセージが書かれたメモ用紙が挟まっており、よく確認すると母親の筆跡らしき署名も残されていた。

6年前の5月14日、、、

その日は奈々にとって忘れることができない日でもあった。

 

▼贋作「退職刑事」

都筑道夫の代表作「退職刑事」のパスティーシュ作品。

主婦が絞殺された事件について、定年退職した元刑事の父と現役刑事の息子が推理するお話し。

 

▼チープ・トリック

少女を拉致し、教会でレイプをしようとノリノリの三人組だったが、そのうちの一人が首を切断され殺害されてしまった。殺害現場は密室で、不可解な状況であるのは間違いない。犯人はどこにいる?

 

▼アリバイ・ジ・アンビバレンス

刀根館淳子(とねだちじゅんこ)に乱暴しようと彼女の自宅に忍び込んだ高築敏郎(たかつきとしろう)は思わぬ反撃に遭い、刃物で刺されて死んでしまった。自分が彼を殺害してしまったと認める供述をしている彼女だが、その時間帯に殺害現場から離れた駐車場で中年男と会っているのを目撃されていた。

その目撃者である憶頼陽一(おくらいよういち)は、彼女がアリバイを主張しない理由を探って行く!

 

感想/まとめ

面白かった。

レイプ、レズ、グロテスクなどの描写が至る所に顔を出し、パズラーでありながら西澤さんの作品だな~と安心するほどだ。

苦手な人は注意ですけど。