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神山裕右さんの「サスツルギの亡霊」を読んでみた 感想

今回紹介するのは神山裕右さんの「サスツルギの亡霊」です。

サスツルギの亡霊

プロカメラマンの矢島拓海のもとに一枚の絵ハガキが届いた。差出人は三年前に南極で死んだはずの兄・英治であった。死者からの手紙、、、いたずらや嫌がらせにしては度が過ぎていて不気味である。誰が兄の名をかたって出したのか突き止めたいが、拓実にはこういうことをしそうな人物に心当たりはなかった。そんな時、絵ハガキの差出人だと思われる人物から電話が入る。英治の死の真相を知りたければ、彼が命を落とした南極に行くことだと意味深な言葉を一方的に告げた。さらにそのタイミングを計ったように舞い込んできた南極撮影の仕事。拓海のまわりで何かが起ころうとしているのは間違いない。その正体を見極めるために南極へ向かうことにした。

 

極地研究所に勤めていた英治は三年前、日本の南極観測隊の越冬隊に参加していた。観測隊には二種類あり、短い夏の期間だけ観測する夏隊と南極の昭和基地で一年間に渡って生活する越冬隊があった。研究者として隕石探査隊に加わっていたが、内陸を旅行中にブリザードに遭い、遭難して行方不明になってしまう。

 

そんな極寒の地で拓海を待ち受けていたのは予期せぬ出来事の数々である。

火災、爆発、そして、殺人事件。

犯人と疑われ、追われるようになった拓海。

自然の猛威に隠された人間の悪意。

広大な密室である南極から絶体絶命のピンチにどう立ち向かう!

 

感想/まとめ

面白かった。

前作は洞窟でハラハラドキドキしましたが、今作は南極が舞台。とにかく凍えそうでめちゃくちゃ寒そうな雰囲気は味わえました。

映画を見ているような大迫力を感じることはできたが、ぶっちゃけ登場人物が頭の中で一致しなかったのは残念。

個人的には前作の方がお気に入りですね。