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石崎幸二さんの「第四の男」を読んでみた 感想

今回紹介するのは石崎幸二さんの「第四の男」です。サラリーマン石崎&女子高生ミリア&ユリが活躍する誘拐ミステリー

第四の男

お嬢様学校・櫻藍女子学院高校の生徒が、見知らぬ車に無理やり乗せられて誘拐されそうになった。ただ、幸いにも生徒は途中で隙を見て逃げ出すことに成功し、無事保護された。忘れていはいけないがミリアとユリと仁美は櫻藍の生徒である。彼女たちの情報網から誘拐されそうになった生徒は星山玲奈だと判明した。大手食品メーカー会長の孫である彼女を狙った営利誘拐か。それとも櫻藍の生徒を狙った猥褻目的の誘拐か。一応ミステリ研究会に所属している彼女たちも誘拐理由の検討を試みるが、推理材料も少なく不完全燃焼に終わった。

一方警察の捜査も思うような進展が見られないでいた。現場付近は人通りも少なく目撃証言もなし。また付近の防犯カメラにも怪しい人物は映っていなかった。このまま防犯体制の強化に移りそうな雰囲気が漂い出した矢先、事態は急転することになる。警視総監宛てに伶奈を襲ったと語る犯人からふたたび女子高生を誘拐したと脅迫状が届いたのだ。

伶奈の誘拐事件と今回の誘拐事件。二つの共通点を探っていた斉藤刑事は怜奈の母親が孤島で殺害されていたことを知る。現金と貴重品が盗まれていたことから強盗殺人事件として捜査が始まったが、結局未解決のまま現在に至る。

そんなことになっているとはいざ知らず、伶奈の別荘にミリアとユリと仁美と石崎は遊びに来ていた。そこへ颯爽と斉藤刑事にが現れ、お約束のビンタと共になんと届いた脅迫状から石崎のDNAが検出されたと知らされる。

 

現在の二つの誘拐事件と過去の強盗殺人事件。絡み合う三つの事件にまたしても巻き込まれることになった石崎たちは真相に辿りつけることができるのか。

 

感想/まとめ

面白かった。

最初から最後までDNAに全力でしたね。