石崎幸二さんの「復讐者の棺」を読んでみた 感想
今回紹介するのは石崎幸二さんの「復讐者の棺」です。サラリーマン石崎と女子高生ミリア&ユリが活躍する孤島ミステリー。
復讐者の棺
大手スーパーKONO堂は、伊豆沖の孤島にある、経営不振で倒産したテーマパークを購入した。そして再建のために本社から孤島に派遣された社員が次々に惨殺されてしまう。死体は棺の中に入れられ、そこには犯人からのメッセージが残されていた。犯人は復讐者と名乗り、10年前にKONO堂(河野ストア)で起きた強盗殺人事件の復讐を臭わせていた。
KONO堂の前身は、河野ストアというスーパーマーケットであった。ある日そこに強盗が押し入り社長の河野圭一が殺害されてしまう。河野ストア倒産のピンチを弟の誠二が引き継ぎ、日本を代表するような企業まで成長をさせた。会社を育てるために自らの夢や人生を犠牲にしてきた誠二だったが、ここにきて体調を崩して、第一線を退くことにした。そこで若い頃からの夢を叶えるためにレンジャー産業に乗り出すことになった。そのプロジェクトのため、再建に乗り出した矢先のことだった。
ひょんなことから事件に巻き込まれることになったサラリーマン石崎と女子高生ミリア&ユリ。ちょっと様子がおかしい斉藤刑事に巻き込まれ体質の仁美(人質)も登場でいつものぶっ飛んだ推理で犯人に迫っていく。
孤島を舞台に巻き起こる連続殺人事件。
復讐者と名乗る人物の正体とは?
感想/まとめ
面白かった。
復讐ものだけどそこまで重くない。
石崎&女子高生たちの会話の安定感は今作も健在。肩の力を抜いてキャラクター物として楽しむことが一番ですね。