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有川浩さんの「シアター2」を読んでみた 感想

今回紹介するのは有川浩さんの「シアター2」です。鉄血宰相の出した厳しい条件をクリアするために新たなスタート切ったシアターフラッグ。欠点だらけの集まりだが、短所を補い一致団結することで何とか乗りきっていた。ところが、メンバー内でほころびが見え始め、主催の春川巧にもある問題が浮上した。どうなるシアターフラッグ!

 シアター2

鉄血宰相・春川司が仲間に加わり、新たなスタート切ったシアターフラッグ。前作では千秋楽に火事が起きてしまい公演はもちろんキャンセル。客足も好調で大幅な収入が見込めていただけに痛いアクシデントだった。それでも収入はプラスであり、赤字を覚悟していたメンバーには驚きの声があがった。司が経営を担当してくれたこれだけの変化が現れたことでみんな俄然やる気になった。評価アンケートも好評でおおむね成功と言っても良い出来だった。

 

そして今作ではメンバーひとりひとりに視点があたることになる。それぞれが抱える悩みが発端で、けんかや口論になってしまう。それまで借金返済のために一致団結していたシアターフラッグに何度目かの危機が迫っていた。

 

そこで相談役としてみんなに呼ばれる鉄血宰相・春川司。社会人経験も豊富であり、近からず遠からずの立ち位置にいる彼を頼ってみんな押し寄せてくるのだ。厳しい口調ながらもアドバイスとしては的を得ている。スタンスは一貫してぶれないので頼りがいのある人なんでしょう。

 

新たな危機に直面したシアターフラッグの行く末は?

 

感想/まとめ

面白かった。

メンバー内で距離が近づいた人が多く(石丸さんはドンマイ)ちょっぴり甘~いドキドキしたストーリー。巧と牧子の組み合わせに落ち着いたのはちょっと意外でしたね。てっきり千歳ルートだと思ってたのに。その千歳は司といい感じだし。ただ、恋愛で揉めて空中分解や崩壊しないことを祈る。

三巻でないらしい?ので完結したと思い、区切りをつけて次に行きたいと思います。