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秋保水菓さんの「コンビニなしでは生きられない」を読んでみた 感想

今回紹介するのは秋保水菓さんの「コンビニなしでは生きられない」です。コンビニメインに起きた謎を店員さんが解き明かす短編集。

 コンビニなしでは生きられない

大学を中退してコンビニでバイトをするだけの日々を送っているフリーターの白秋くんと新人アルバイト女子高生黒葉深咲さんの二人で謎を解き明かしていく流れです。

 

白秋  :大学に馴染めず中退、フリーター店員。  

黒葉深咲:才色兼備、品行方正な美少女ながらお客さんをミステリーと呼ぶちょっと変わった新人さん。

 

▼コンビニ強盗

研修生として初日を迎えた黒葉の前に現れたお客は銀行強盗だった。

コンビニから逃げた形跡がない。いち早く犯行現場から逃げ出したい犯人が捕まるリスクを冒してまで店内に留まっている理由とは何か。

 

▼レジを利用するおばあさん

立て続けに何度もレジを利用してくるお客さん。

担当していた白秋は数分間に何十回にも及んだことから不審に思い、黒葉に相談してみるとミステリーと騒ぎ始めた。

はたしてお客さんの狙いは何だったのか。

 

▼コンビニ内から消えた少女

コンビニに買い物にきていた男性の元から少し目を離した隙に消えてしまった少女。

ちょっとした勘違い、ヒントから白秋が見つけた意外な隠れ場所とはどこだ。

 

▼連続盗難事件

三か月前、同僚で高校生だった鈴木君が自殺した。彼はコンビニ内で起きた盗難の犯人とされていた。仲が良かった白秋に残した一枚のプリントの真相とは。

 

この後新たに盗難事件が起きて真犯人が明らかにされます。

解決してめだたし、めだたしと物語は終了するのかと思いきや、最後に隠し玉が残されていました。

 

白秋と黒葉が対峙する意味とは何か?

 

感想/まとめ

 

裏切られた気持ちがあり一旦は逃げ道を口実に突き放したけど、隠れていた気持ちがあふれだして駆け出した姿は、王道ストーリーにある形ですね。

無理矢理感が否めないけどハッピーエンドで終えた?からよかったのかな。

ただ、あまり登場人物に魅力を感じなかったのは本音です。

 

お札の消えた謎とか未だによく分からないし、コンビニの裏側を知らない人間からしたら、大変なんだね~で終わってしまう。

今回はあまり好みではありませんでしたがデビュー作なので次に期待したい。

 

コンビニは便利だけどスーパーなどに比べて高いので躊躇してしまいますが、ついつい吸い込まれるように入ってしまう不思議な建物。自己満足ですがレジで商品を受け取るときやお釣りを頂くときにはちょこっと頭を下げるようにしているが迷惑ではないよね、、、