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織守きょうやさんの「記憶屋」を読んでみた 感想

今回紹介するのは織守きょうやさんの「記憶屋」です。忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説にもなっている「記憶屋」の正体を探す物語。記憶を消すのは、悪なのか正義なのか。

 記憶屋

大学生の遼一は、先輩の杏子に想いを寄せていた。しかし、過去の出来事のトラウマが影響して夜道を歩くことが怖いらしく、遊びに誘っても暗くなるとすぐに帰ってしまうことが多い。

恐怖症を治すお手伝いをあれこれ試してみたが効果がない。

ふと、彼女の口から記憶屋の言葉が飛び出し、どきりとした。遼一にとって懐かしい言葉だったからだ。追い詰められていた彼女を見ると、記憶屋に会おうとしているのを止められなかった。

 

そんなある日、杏子に会ってみると恐怖症と遼一のことをすっかり忘れていた。ある部分だけ切り取られたように記憶を失っている姿から記憶屋は実在するのではないかと疑い始めた。

 

記憶屋の情報を集め、実際に記憶屋に依頼した人にも会ってみた。

ネット掲示板で仲良くなり、オフ会にも足を運び、情報交換もした。

しかし、記憶屋に近づくにつれて、遼一の知り合いが次々に記憶が消されているのに気がついた。記憶屋は身近な人物なのか。

 

噂の元にされた公園のベンチに腰を下ろした。しばらくして遼一の前に現れたのは意外な人物だった。

 

感想/まとめ

角川ホラー文庫から出版されてビビってましたがホラー要素少なめで読みやすく、若者向けなのかな。

感動系はあまり期待過ぎないほうがいいですね。

感想的に切なさより怖さの方が先に来たタイプでした。

 

記憶を消す行為が悪か正義かが最終的なテーマでしたが、時と場合によるとしかいいようがないでしょうね。

 

 

続編があるらしいのでそちらも読みます。