島田荘司さんの「水晶ピラミッド」を読んでみた 感想
今回紹介するのは島田荘司さんの「水晶ピラミッド」です。御手洗潔シリーズ第7弾。分厚さ、ボリュームに目が奪われる大作。
時空を超えて名探偵・御手洗潔が現代ピラミッドの謎に挑む。
水晶ピラミッド
タイタニック号編、古代エジプト編、レオナ編の3つで構成されている。
タイタニック号編
専門家たちがピラミッドについて議論を交わしている。
氷山に接触し、沈没。
田舎少女ミクルが王子ディッカと出会い、外世界があることを知ります。
数年後ディッカに会いに行くことを決意したミクルは田舎を離れ、都へと旅立ちます。
こうした恋愛模様が描かれる一方、王子巡る争いにふたりは巻き込まれていく。
レオナ編
エジプト島で映画の撮影。
殺人事件に巻き込まれてしまう。関係者の一人がピラミッド内部で溺死。
映画の撮影の一時中止が決定。
レオナは御手洗潔助けに求め日本へ旅立つ。
1986年夏 横浜
御手洗うつ病。可愛がっていた小型犬が亡くなる。
なんとか説得し御手洗、石岡が現地へ向かう。
無事事件解決。
ざっと簡単に説明するとこんな感じです。
感想/まとめ
御手洗潔シリーズ第7弾。
今回は御手洗さんの登場は後半部分からです。
彼の活躍がみたいために読んでいる僕としては前半部分は退屈でした。振り返ってみるとヒント、重要な事が書かれていたのですがほとんど飛ばしていた。
後悔は全くない、彼の推理が見どころなんですから。
レオナさん、飛ばした前作に登場していたのですね。準レギュラーでこの後も出るらしいので楽しみが増えましたね。美貌とかっこよさを兼ねそろえた女性なのですね。
ホモの件はニヤッとしてしまった。実際どうなんだろうね。
小説の根源にあるピラミッドですが、様々な諸説が飛び交うほどの謎があることは知れた。
謎は謎のままで保存しておきましょう。
歴史があるから今がある。これに尽きますね。
シリーズ読破したい方にはおススメできますが、それ以外の方は好みでって感じですね。