霧舎巧さんの「ドッペルゲンガー宮」を読んでみた 感想
今回紹介するのは霧舎巧さんの「ドッペルゲンガー宮」です。《あかずの扉》研究会のメンバーが依頼を受けて向かった先のお屋敷でとんでもない事件に巻き込まれる。シリーズ第一弾。
ドッペルゲンガー宮
後動悟: 会長。シリーズの探偵ポジション。
鳴海雄一郎:自称名探偵。
大前田丈: どんな鍵でも開けてしまう特技。
森咲枝: 不思議な力を持つ女性
由井広美: 最年少18歳。喜怒哀楽豊富で元気な女の子。
二本松翔: 事情があり20歳。書記。
大学サークルの推理小説研究会を探していた二本松翔。ひょんなことから《あかずの扉》研究会の皆さんと知り合う。そこでお目当ての推理小説研究会は消滅したと聞かされ落ち込み一瞬、ちょっと変わったメンバーに惹かれた翔は《あかずの扉》研究会に入会することになった。
私立の女子高で教師をしている方から依頼。教え子が実家に帰ったまま戻ってこないらしい。一年前、寮を抜け出した彼女の行方を追って、実家へ向かってそのときは再会できた。推理サークルの懇親会の準備があるのでそれが終わったら寮へ戻ると言われたので納得して帰った。しかし、連絡もないまま戻ることもなく一年が過ぎたある日、教師の元へ招待状が送られてきた。
今年も開催される推理サークルの懇親会。そこで、教え子との再会を約束するとの文面が書かれていた。
あやしさ満載の手紙だが教師は行くつもりでいた。《あかずの扉》研究会会長である後動は鳴海を同行させて、他のメンバーは後発で乗り込む予定だ。
舞台となる流水館では悲劇が待ち受けているとも知らずに、、、
感想/まとめ
ミステリー小説でお馴染みのネタが詰め込まれており、この一冊でお値段以上のお得感が味わえましたね。
ただ、僕みたいに詰め込みすぎていてついていくのがやっと人は疲れると思う。ボリュームのある小説なので達成感や満足感が強く、最終的に中身がほとんど抜けている現状です。単に僕がバカなだけでしょうね。
キャラクター色が強いのも特徴ですね。適材適所なのでしょう、各々活躍する場面が用意されており、出番は平等に与えられていた印象です。
これも少数派意見なのでしょうか、探偵役の後動さんが苦手でシリーズ読む意欲に待ったがかかっている状態。二本松翔君と由井広美ちゃんの恋愛?会話?は見ていて微笑ましいで追うか迷っているのが本音。
推理小説で探偵役が苦手、致命傷です。
う~ん。←これが感想かな。