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五十嵐貴久さんの「マーダーハウス」を読んでみた 感想

今回紹介するのは五十嵐貴久さんの「マーダーハウス」です。新潟から大学入学と同時に鎌倉へやってきて格安シェアハウス「サニーハウス鎌倉」で暮らし始めた理佐。楽しい同居人に囲まれて充実した生活を送り始めたのだが、、、

マーダーハウス

シェアハウス『サニーハウス鎌倉』

ベット、デスク、チェアとひと通りの家具が備えられており、最低限の持ち込みでその日からでもすぐに暮らすことができる。大きな庭にプール、ジャグジー、サンデッキがあり、地下にはシアタールームまで完備されていた。敷金、礼金はゼロ。さらに光熱費込みで4万5千円と鎌倉市内のワンルームマンションの平均的な相場6万5千円から考えて破格の家賃となっていた。立地面がちょっと難ありだが、これだけの好条件がそろった物件はなかなかお目に書かれない。

 

この春から市内の大学に通う藤崎理佐(ふじさきりさ)もネットで物件探しをしていた時に偶然シェアハウス『サニーハウス鎌倉』に辿りつき、暮らすことになる。そんな夢のようなシェアハウスでの新生活に胸を踊らせていた理佐を快く迎えてくれたのは美男美女揃いの入居者たちだった。もともと人見知りな性格をしている理佐もみんなのフォローもあってここでの生活にすぐ慣れることができた。ここには仲間がいて、孤独を感じることもない。学業にバイトにプライベートと最高の大学生活のスタートを切ることができた。

 

ところが、同居人の大学生が自主トレ中の事故で亡くなってしまうとそれまでの楽しさが一転、不安に駆られるようになる。誰かに監視されているような視線、これまで感じてこなかった些細な違和感が理佐に襲いかかる。そんな不安を解消させるため高校時代の同級生・高瀬弘(たかせひろし)に相談をする。

 

『サニーハウス鎌倉』を調べ始めた二人を嘲笑うかのように恐怖の影が忍び寄っていた。

読者を震撼させるサイコミステリーに待ち受ける予想外の結末とは。

 

感想/まとめ

面白かったし、こえ~。

好条件の裏には恐ろしい闇が隠されていた。

あのラストでは何事もなかったかのように新たな入居者を募集し始めるのでしょうね。

 

個人的にはシェアハウスは無理かな。

みんなでワイワイガヤガヤするのが苦手だし、一人が好きだからね。