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千田理緒さんの「五色の殺人者」を読んでみた 感想

今回紹介するのは千田理緒さんの「五色の殺人者」です。凶器消失、食い違う目撃証言、絞れぬ容疑者など高齢者施設を舞台とした不可解な事件の真相とは?

五色の殺人者

高齢者介護施設・あずさ荘に勤務する新米介護士のメイこと明治瑞希は、施設内で利用者が殺されているのを発見した。逃走する犯人らしき人物を目撃したのは五人。しかし、犯人の服の色を「赤」「緑」「白」「黒」「青」と全員がバラバラの色で証言した。統一感のない証言に加え、発見されない凶器の謎もあり、捜査は困難を極めた。そんな窮地に立ちあがったミステリ好きのメイは、素人探偵として事件を解決しようと介護士目線で不可解な真相を紐解いていく。

 

感想/まとめ

目撃者の証言が食い違う事件と聞いて、確か名探偵コナンにも同様な事件があったな~と奥底に眠った知識が甦ってきました。今作の食い違いは高齢者施設ならでは誤認の仕方で、鍵となる五色についても、ひとつひとつ丁寧に説明されているので納得することができる。介護業界の内情も知れたし、一風変わったミステリを読めたので良かった。

 

ただ、絶望的に登場人物が合わなかったし、探偵と犯人?恋愛模様?読んでいてつらかった。

僕の中では評価のしづらい一冊でした。