真保裕一さんの「最愛」を読んでみた
今回紹介するのは真保裕一さんの「最愛」です。
最愛
あらすじ
小児科医として働く押村のもとに、警察から音信不通だった姉が緊急病院に運ばれたと連絡が入る。姉は、頭部に重傷を負い緊急手術が必要なほど深刻な状態で運ばれていた。警察から聞かされ姉の近況を知る。昨日婚姻届けが提出されたこと、相手は前科のある無職、ガソリンを持って暴力団の事務所に乗り込んだなど、いったい姉は何をしようとしていたのか?
何も知らなかった押村は別れてから姉の人生足跡を追うことにする。
感想/まとめ
最愛とは姉のことだったですね。過去を探すストーリは好きなので個人的には最後まで楽しめた。
弟がなぜそんなに姉にこだわるのか最後に判明するのですが、なるほどそういう事情があったんですね。
強さとは、弱さとは、人それぞれ違いはあるが、曲げないという点については姉の強さだと思う。 生きざまというのを見せつけられました。
終わりは切ないエンドでしたが、安心感もある不思議な感覚。