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法月綸太郎さんの「生首に聞いてみろ」を読んでみた 感想

今回紹介するのは法月綸太郎さんの「生首に聞いてみろ」です。法月綸太郎長編シリーズです。生首に隠された真実とは?

 生首に聞いてみろ

後輩である広告カメラマン田代周平から写真展への誘いを受け足を運んだ法月綸太郎。そこで田代のファンだという川島江知佳と出会う。彼女は、知り合いの翻訳家:川島敦志の姪だと紹介されて驚きを見せる。

最近まで伊作(兄)と仲違いをしていた敦志(弟)。胃がんが見つかり危ない雰囲気が漂ようなか、過去を清算するつもりで絶縁して以来何十年ぶりに腹を割って話し合いをしたら伊作の勘違いだと判明。長年の誤解が解け、仲直りすることができたという。

茶店で田代を待っていた一同に伊作が倒れたと連絡が入る。病院に運ばれ処置を受けたが亡くなってしまう。忙しい合間を縫って倫太郎に相談してきた敦志。

伊作は、アトリエで倒れる直前まで江知佳をモデルとして彫刻を作っていた。その像は、完成させていたらしい。ところが、救急車で病院へ運ばれた後、家が留守になった間、何者かが忍び込んだ形跡があった。そいつは完成した石膏像の首の部分を切断して持ち去っていった。

 

川島伊作の葬儀と告別式が行われた。伊作の前妻の自殺、再婚話。江知佳の過去等の詳細が書かれている。江知佳と付き合いがあった堂本という男が浮上する。倫太郎は、堂本の行方を追うがなかなか捕まらない。一方、江知佳がどこかに出かけたきり、帰ってこない。行方がわからないと知らせが入る。

時を同じくして美術館に若い女性の生首が入った箱が届けられた。

 

江知佳の身に何が起きたのか。手がかりは過去にあるのか!

名探偵、法月綸太郎の推理の行方は、、、

 

感想/まとめ

ボリュームがあり読み応えがある。読み切ったと感想が漏れるほどだ。綸太郎同様終始振り回されている感じがしましたね。

謎はすっきりするが、後味はすっきりしないお話し。

それでも面白かったのは間違いないですよ。特に後半部分の怒涛の展開は良い。

法月綸太郎シリーズを読んでいる方にはおススメできますが、初見はう~んといった感じです。

話がずれますけど掟の門:ケフカが気になった。

 

Q:絶対に自分で見ることのできない自分の顔とは、いったいどんな顔でしょう?

A:目を閉じた自分が鏡に映っている顔。

なるほど。

 

倫太郎の裏声で江知佳です、、、爆笑。是非聞いてみたい。