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北國浩二さんの「ルドルフ・カイヨワの憂鬱」を読んでみた

今回紹介するのは北國浩二さんの「ルドルフ・カイヨワの憂鬱」です。自然出産が禁止された世界での陰謀に挑む弁護士ルドルフ・カイヨワの活躍をご覧あれ。

ルドルフ・カイヨワの憂鬱

登場人物

ルドルフ・カイヨワ:弁護士

サンドラ:アシスタント

ローラ:依頼人

ダニエル・オタ:私立探偵

あらすじ

新生児に先天的な脳障害を引き起こす「ゲノム・ウイルス」によって甚大な被害を負ったアメリカ合衆国は、自然出産を禁止し、体外受精、胎児のDNAスクリーニングなどデータに基づいた管理社会となっている。

スラム地区で慈善事業の一環として産婦人科医がボランティアで診察している病院の不正疑惑が弁護士ルドルフ・カイヨワのもとに持ち込まれたところから物語は始まる。

依頼人のローラの調査、ルドルフ・カイヨワ自身の過去、そして最後に明かされる秘密とは。

 

感想/まとめ

北國浩二さんの「ルドルフ・カイヨワの憂鬱」いかがだったでしょうか?北國さんの作品は、夏の魔法、リバース、サニーサイド・スーサイドを読んでいたのでデビュー作も期待して読みましたが今回もクオリティーはさすがですね。

 

近未来のお話でしたが遠いようで近い未来このようなことが起こりえる可能性があることに怖さを感じましたね。

 

ルドルフ・カイヨワの過去が何ともいえず読んでみてほしい。

ある人物との会話で

ここの湖にはレインボートラウトがうじゃうじゃいる。わしが稚魚を放したんだ。こんど釣りに来るといい。

この会話で少し気が楽になったのも事実。

 

この本を読む前に知念実希人さんのブラッドラインをタイミング良く読んでいたのでこういうこともあるものだね。