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早坂吝さんの「〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件」を読んでみた 感想

今回紹介するのは早坂吝さんの「〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件」です。犯人ではなくタイトルを当てる珍しい小説です。講談社ノベルスの表紙に釣られてのは内緒。

 〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件

 

読者への挑戦状からスタート

今回諸君らに取り組んでいただくのは、犯人当て(フーダニット)でも、トリック当て(ハウダニット)でも、動機当て(ホワイダニット)でもなく、タイトル当てである。

普通の推理小説として読みたい方でも安心

孤島や仮面の男、針と糸の密室が登場する古式ゆかしき本格ミステリーとなっている。殺人犯を論理的に導き出すことも可能だ。

いままでに経験したことがない種類の小説にわくわく、ドキドキ。

さてあらすじの方へ移っていきましょう。

 

アウトドアが趣味の沖健太郎、仕事は地方公務員だ。

成瀬瞬さんというフリーライターが管理人を務めるアウトドア系ブログを通して知り合った職業年齢バラバラの7人と、プライベート・アイランドで毎年オフ会を開くことが恒例となっていた。

沖は、参加者の一人小野寺渚と今年こそ恋人になりたいと密かにチャンスを窺がっていたが、今年は成瀬が若い女の子を連れてきて波乱幕開け。フェリーの中でのひと悶着にあたふたする場面もあった。

島に着き、解放された気分になりテンションが上がる俺。

それなのに翌日から連続して発生した失踪、殺人、密室。

成瀬が連れてきた彼女は疫病神なのか。

そして、この作品のタイトルとは。

 

感想/まとめ

ほんとに好みが別れる作品だと思いますね。

タイトル当ての答えが最後に発表されるのですが、あ~、ふ~んな感じ。

それよりあの仕掛けに全部持っていかれた。そんなバカな!と自然と口から発せられた。

島についてからの沖の言い回しは楽しいし笑えるが下品な発言も増えたから合わない人にはとことん合わないでしょうね。勧めにくい作品です。

表紙の露出度の高い女の子が続編?シリーズ?にも登場するらしいので少し興味が湧いてきた。読んでみようかな。