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匠千暁シリーズ 西澤保彦さんの「スコッチ・ゲーム」を読んでみた

今回紹介するのは西澤保彦さんの「スコッチ・ゲーム」です。匠千暁シリーズでおなじみのタックこと匠千暁、ボアン先輩こと辺見祐輔、タカチこと高瀬千帆、ウサコこと羽迫由起子、が安槻大学へ入学する前のこと。高校卒業を控えたタカチに焦点を当てた物語となっています。

 スコッチ・ゲーム

登場人物

匠千暁:タック

辺見祐輔:ボアン先輩

高瀬千帆:タカチ

羽迫由起子:ウサコ

 

あらすじ

高校卒業を控えたタカチが学園の女子寮に帰ると、部屋で同性の恋人である恵が殺害されていた。容疑者は、女性関係で悪いうわさが絶えない教師。しかし、アリバイがあると主張してきた。犯行時刻、自宅のアパートの階段で不審な人物とすれ違ったと言い張る。帽子をかぶり、だぶだぶのコートを着て、お酒の匂いをぷんぷんさせていたらしい。それが、本当ならいったい誰が?

そして第二、第三の事件が起きる!

二年後、安槻大学で知り合ったタックを連れて真相解明のため故郷に舞い戻る。

 

感想/まとめ

匠千暁シリーズで今回はタカチの過去編でしたね。このシリーズは時系列がバラバラなので注意しましょう。

 

犯人の動機には想像もつかなかった。想像はつかないが納得してしまう僕がいる。その自然の感じが西澤作品のすごさだとも感じた。

被害者、加害者の話は納得した。

 

タカチが過去を清算することができた本作。次回は、ボアン先輩かウサコが主役になるそうなのでこれまた楽しみです。

 

タックがタカチのお父さんとどんな会話をするのか気になります!