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石持浅海さんの「煽動者」を読んでみた 感想

今回紹介するのは石持浅海さんの「煽動者」です。

煽動者

現政府に不満を抱き、政府転覆を狙っている反政府組織のテロリスト『V』

流血に頼らず国民に現政府に対する不信を抱かせることを目的として活動しており、これまでも組織からの依頼でさまざまな『兵器』を作ってきた兵器製造担当。そして今回も組織の指令で、兵器製作のために軽井沢の施設に八名のメンバーが集結した。

今回のテーマは『子供』である。子供という切り口から現政府に揺さぶりをかけるために、それに関連した兵器を作ることが、今回の任務であった。そしてメンバーは、さまざまな案を篩にかけて、ターゲットをインフラと医療に絞った。ジャガイモの皮や芽に含まれるソラニンを使用し、子供たちに体調不良を起こさせ、小児科医療パンクを狙った作戦である。

ある程度の方向性が決まり、作戦実行のために動き出したが、メンバーの一人が殺害されているのが発見された。施設のセキュリティーは万全で、部外者の侵入は不可能。犯人は残りのメンバー内の誰かである。

組織の指令は絶対であり、中止するわけにはいかない。

兵器の製造と犯人探しを軸に進められる物語の結末とは。

 

感想/まとめ

う~ん。あんまりでしたね。

テロリストを語っており、殺人が起きても警察を呼べないある種のクローズド・サークルになっている。兵器の製造と犯人探しという極限状態で、どう転ぶか分からない展開は読んでいて面白かったですけどね。

 

最後の含みのあるセリフが一番印象に残りましたね。