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明野照葉さんの「感染夢」を読んでみた 感想

今回紹介するのは明野照葉さんの「感染夢」です。幸せな一家を襲った悲劇。それは始まりに過ぎなかった。不可解な夢に苦しむ人たちと夢に出てくる謎の女の正体の関連性は何か?少しずつ明らかになっていく真相の先に驚きの結末が待っていた!

 感染夢

阿波隼人は、親族の葬式に参加していた。幼い子供を含む一家心中という最後に参列者たちは別の意味も伴って言葉少なめで表情も冴えなかった。故人となったのは阿波渓輔と妻と子供の二人。隼人の従兄に当たる渓輔は、公私ともに充実した生活を送っており、周囲の人間からしてみればなぜこのような事件を起こしたのか首をかしげるばかりだった。

 

親族の話で、ノイローゼ気味で不可解な夢に悩まされていたことが分かった。渓輔の荷物整理を引きくけた隼人は、メモ帳を見つけた。彼の字で不可解な夢と謎の女性についての心境が書かれており、隼人自身がここ最近悩まされている夢と同様であった。そして、隣に引っ越してきた浦添香菜子という女性。どういうわけか気になって仕方がなかった。

 

恋人の理恵子も渓輔や隼人同様に不可解な夢に悩まされていたことが分かった。そこで二人はこの現象について調査を開始すると、二人とも祖先が同じ村の出身者だと判明した。村のことをよく知る人物に会いに行き、過去に何があったのかを教えられた。

 

 

感想/まとめ

面白かった。もやもやしてスッキリしない、ホラー定番のラストでしたね。また住職さんを頼ることになるかも。結局一番怖いのは人なのでしょうね。

悪夢は感染して欲しくないなぁ。瑞夢だったらいいけどね。ふと思ったけど夢って感染するのかな?

 

意外と自分の先祖や祖先のことを知る機会ってありませんよね。思いもよらない繋がりが見えてきて面白いかもと思ったけど、めんどくさがりな性分が出てやっぱり調べないで終わりそうです。