~読んできた本の足跡~

~のんびりまったり日々読書~アニメや雑談も~

鮎川歩さんの「クイックセーブ&ロード」を読んでみた 感想

今回紹介するのは鮎川歩さんの「クイックセーブ&ロード」です。「セーブ」頭の中で強く思うと「リセット」死ねば人生がセーブ地点まで戻るタイムリープ物。

ミステリー要素も加わったライトノベルの登場です。

 クイックセーブ&ロード

人生は一度きり。やり直せない。失敗したからあの時に戻ってやり直すなどできないのだ。しかしこの物語はそれが何故か出来てしまう中学生の物語。

 

僕こと榊潔人がこの「機能」の存在に気付いたのは中学受験当日のことだった。絶対に合格したいと望んだ試験、結果は悲惨なものだった。帰り道ショックのあまり信号無視して突っ込んでくるトラックに気付くことなく跳ねられ死んだと思った。

だが、次の瞬間試験会場に座っていたのだ。戸惑いながらも今度は回答欄をずらしてしまうケアレスミスをすることなく無事試験が終了、合格することができた。

 

この能力は死ぬことによって記憶を保持したまま過去へ戻ることができる。事前に「セーブデータ」を記録し、「ゲームオーバー」つまり死ぬことによって直前に記録した「セーブデータ」した地点からやり直すことができるといったからくりだ。

数多の実験の末、辿りついた能力の正体。自分の人生に活用している。

 

特別な今日という日に嫌気がさし死ぬことにした潔人。躊躇することなく慣れた行動でその日も屋上から飛び降りた。何気なく向けた視線の先で自分と同じように落ちていく人。中学進学以来顔を合わせなくなった人物、、、幼なじみで腐れ縁の梓由衣だった。

 

由衣の自殺の原因を突き止めるべく会いに行くことに。

そこで世間を騒がしている『眼球抉り』連続猟奇事件と関係していることが判明。

彼女を救おうと事件解明に乗り出すが潔人だが、一筋縄ではいかない展開が待ち構えていた。

 

感想/まとめ

クイックセーブとロードを上手く取り入れたミステリー。

この設定で興味をそそられる人は楽しめると思いますよ。

ミステリーはどうかな?意外な人物が犯人、残酷なシーンが含まれていたけど、あまり惹かれなかったかな。

全体的な評価は普通ですね、、、