道尾秀介さんの「風神の手」を読んでみた 感想
今回紹介するのは道尾秀介さんの「風神の手」です。その小さな出来事一つ一つはどかでつながっていた。章を追うごとに明かされていく答え。物語の全貌が見えた時あたなはどう感じますか。
風神の手
奈津実(母)と歩美(娘)は遺影を撮影するために鏡影館を訪ねた。担当者が留守なため店内で並んでいた写真を眺めていた所、一枚の写真で目が止まった。
写真の男性はサキムラさんといい奈津実が想像していた人だった。母親の様子が変わったことに歩美は不思議がっていた。
第一章 心中花
奈津実が高校生時代のお話し。漁師の青年との恋と別れが綴られる。
ある事故が原因で別れなければいけなくなった二人。
実は隠された真相があった、、、
第二章 口笛鳥
まめとでっかちと呼ばれていた小学生二人組の物語。
ある人物を助けるため冒険することとなった二人。
幼い二人が得られたものとは。
第三章 無常風
歩美は看護師として働いていた。
彼女が勤めている病院の患者さんでもある老女は事件の罪を告白する。
それを知った今何を思うのか。
エピローグ 待宵月
長い年月を経て関係者が集まった。
一つの物語は終焉を迎える。
感想/まとめ
鏡影館ととある町を舞台とした物語。
章を追うごとに少しつづ明らかになっていく物語の本筋。
それぞれの登場人物が知らず間に繋がっていた。
ほんの些細な事が影響を与えていい方悪い方へと発展していく。(バタフライ効果?)
あることが原因で引き裂かれた思い。一方が誕生した新たな出会い。
そうすると今この場にいること自体が一つの奇跡なのでしょうね。
しかし僕個人としては合わなかった。
こういう繋がりのある小説のタイプは好きなはずなのに、趣向が変わったのか読むタイミングが悪かったのか。
う~ん、まぁいっか。
それでも面白いことは間違いないので読んでみてほしいです。