殊能将之さんの石動戯作シリーズ「樒/榁」を読んでみた 感想
今回紹介するのは殊能将之さんの石動戯作シリーズ「樒/榁」です。樒編は水城優臣が登場、榁編は石動戯作が登場する。同じ地で起きた密室をそれぞれ解決するお話し。必ず『鏡の中の日曜日』を先に読んでくださいね。ネタバレがありますので。
樒/榁
樒(しきみ)
鮎井郁介の小説、水城優臣シリーズ中編のお話し。事件で知り合った女性が経営している温泉郷へ向かい、ゆっくり過ごすはずだったが、今回も事件に遭遇してしまい、問答無用で巻き込まれてしまう。
榁(むろ)
16年後、今度は石動戯作がこの地に降り立った。周りを見渡すと、以前の古びた面影はなく観光地として成功を収めていた。旅館で一息つき、再会した友人と思いで話に花を咲かせていると急な知らせが舞い込む。それは、16年前に起きた事件の再来でした。
感想/まとめ
事件は、密室。過去と現在でそれぞれの探偵が挑む。
綾子の豹変が驚きましたね。女将として生きる覚悟を感じました。
ラストの石動探偵が、、、お約束ですね。
若い頃、水城と石動が出会っていたらどんな関係になっていたのかな。
殊能さんの作品、もう読めないんですよね。