藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」を読んでみた 感想
今回紹介するのは藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」です。ハードボイルド小説として有名な作品。江戸川乱歩賞、直木賞ダブル受賞作品。
テロリストのパラソル
アル中のバーテンダー島村は、過去の爆発事件がきっかけで名前を変えて、過去を隠しひっそりと暮らしていた。ある日、いつもの日課で新宿中央公園でウイスキーを飲んでいると爆発テロに遭遇してしまう。これを機に生活が一転する。店にヤクザが現れ、何者かに襲われる。テロに巻き込まれた被害者の中に、学生運動を戦った友や、昔の恋人が含まれていた。過去の爆発事件で警察に指紋を採取されていた島村は、今回現場に残したウイスキーから指紋を割り出され、否応なしに事件に巻き込まれていく。
感想/まとめ
あまり読まないハードボイルド小説。たまに読むといいですね。引き込まれて興奮します。
徐々に真相に辿りつく流れ止められない頁をめくる手。
夢中になって読みましたよ。
男男女(男女女)三角形の人間関係はどの時代も恋愛問題に結び付いてしまう。
妬みや嫉妬、敗北感が付きまといテロに感化されてしまった。
これも一つの選択なのでしょうね。
登場人物が魅力的なのもこの本が評価されるポイントでしょう。