谷原秋桜子さんの「その時の教室」を読んでみた 感想
今回紹介するのは谷原秋桜子さんの「その時の教室」です。読者の皆様への文面に惹かれ読み始めましたが、まさかの展開、衝撃でした。
その時の教室
あらすじ
試験問題を配ったというのに、なぜ生徒の誰ひとりとして解き始めようとしないのか。(「三十九枚の告発状」)
三月になっても行き先の決まらない生徒のために奔走する就職担当の教師。学年トップの成績なのに未内定の生徒にはある秘密が……(「その時」)
それぞれの教室で、生徒と謎に向き合う教師たち。そして、教室に“その時”が訪れた――。
それは生徒、教師、学校から何を奪い、何をもたらしたのか。巧妙な仕掛けと鮮やかな心理描写が織りなす、驚きと感動の学校ミステリ!
読者の皆様へ
後半のあるページで、本を放り出したくなったり、破り捨てたくなったりする方が大勢いらっしゃると思います。どうかお願いですから、最後までお読みください。そうすれば、なぜ私がこの作品を書かずにはいられなかったのか、その理由をお汲み取りいただけるはず。そう、私は信じています。
このような文面からから始まり短編集が続きます。
あるページとはどこを指すのか注意深く読んでいきましょう。
最後に言いたかったことが分かるはずです。
感想/まとめ
高校を舞台とした物語。ある日を境に激変する生活。
P201頁に衝撃を受けました。言いたいことが分かった気がします。ただ、全体的に分かりにくかったのが残念。
ラストの姿を見ると、前向きに生きていこうと勇気が湧きました。
それにしても先生方は大変ですね。感謝、感謝。