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辻堂ゆめさんの「僕と彼女の左手」を読んでみた

今回紹介するのは辻堂ゆめさんの「僕と彼女の左手」です。幼い頃に遭遇した事故の影響で医師の道を閉ざされた僕。夢あきらめていた時、左手だけで演奏するピアニストさやことの出会いが僕の人生を一変させた。

 僕と彼女の左手

あらすじ

幼い頃遭遇した事故の影響で血を見るのが怖くなり、医師の道を諦めようとしていた時田習は、偶然大学で、来年受験予定清家さやこという女性と知り合う。さやこは、右手が使えなかった。そんな彼女から、勉強を教えてほしいと願い受け、習も留年が決定しており、時間の融通がきくため家庭教師を引き受けることになる。休憩中、趣味で続けている左手だけでピアノを演奏する姿を目にし感動した習は次第にさやこに惹かれるようになっていた。

 

この後、色々あって二人は恋人になるのだが、彼女には隠していることがあった。ある程度想像つくと思いますのでここでは言いません。ただ、最初に屋上でノートの切れ端が風で飛ばされた出来事。その真相を知り、そういうことか、と鳥肌が立ちましたよ。

 

感想/まとめ

久しぶりに恋愛、青春小説を読んだためか気持ちが高ぶってしまいましたよ。予想はできた展開でしたが、関係ないですね。偶然ではなく、必然。あのタイミングで出会ったのもまた運命なのでしょう。

 

いざこざはあったかもしれませんが、立派に成長した二人の姿を見て、育ててくれた両親の有難味が身に染みました。感謝しないといけませんね。

 

最後の長年に渡り届けられていたの手紙の返事も感動しました。やはり彼女の両親もそうでしたか。習が選んだ答えが間違っていないと証明され、タイトルに繋がっているのですね。

 

二人の再出発に乾杯!