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竹本健治さんのゲーム三部作、牧場智久シリーズ「囲碁殺人事件」「将棋殺人事件」「トランプ殺人事件」を読んでみた

今回紹介するのは竹本健治さんのゲーム三部作、牧場智久シリーズ「囲碁殺人事件」「将棋殺人事件」「トランプ殺人事件」です。未読ですが「涙香迷宮」で登場する探偵・牧場智久が初登場するのがこのゲーム三部作と知り、読んでみることにしました。

囲碁殺人事件

あらすじ

第七期棋幽戦第二局は、<碁の鬼>と称される槇野猛章九段の妙手で一日目を終えた。翌日の朝、対局の時間に槇野九段は現れず、近くの滝の岩棚で首無し屍体となって発見される。死の二週間前に目撃された奇妙な詰碁は殺人予告だったのか。知能指数208の天才少年・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎が不可解な謎に挑む本格推理。ゲーム三部作第一弾、牧場智久シリーズ開幕。

 

将棋殺人事件

あらすじ

謎々を拾った者が、次第に心を病み、墓地で死体を掘り返す―六本木界隈で、ある怪談が広まっていた。そんなとき静岡で大地震が発生、土砂崩れの中から二つの屍体が発見される。屍体と怪談との類似点に注目、調査を始めた天才少年棋士・牧場智久が到達する驚愕の真相とは?

 

トランプ殺人事件

あらすじ

部屋の周囲に陳列された夥しい数のカード。モザイク、アラベスク、非対称なコンポジション、銅版画風、水彩画風、テンペラ画風……彼女はその部屋の中で煙のように消え失せてしまった。――洋館の密室から消え、屍体となって発見されたブリッジ愛好家。彼女の死を巡って仕掛けられた魔術的な企みとは?瞠目の到達点を示すゲーム三部作完結編。少年探偵・牧場智久、戦慄の事件。

 

 登場人物

知能指数208の天才少年、牧場智久。まだ、12歳。大人びた感じがしない年相応の少年が探偵役として活躍するので、読んでいて楽しい。そこに、姉の典子、教授の須藤信一郎のトリオが謎に挑むわけですね。牧場姉弟も、どこにでもいそうな姉弟ですし、典子と信一郎の距離感も好き。

 

感想/まとめ

ゲーム三部作、一気に読んでみました。全体を通しての感想、なるほど分からん。本自体に対しての評価ではなく理解できない自分自身に渇を入れたい。

読み終えたと言っても半分も理解できていないし、もう内容忘れている所もある。

情けないなぁ。

 

さて、気を取り直してそれぞれのちょっとした感想へ移りたいと思います

囲碁殺人事件

囲碁のルールを全く知らないので心配していましたが的中してしまった。丁寧に解説してくれているにもかかわらずほとんど読み流す失態。もちろん暗号もさっぱりでした。

探偵、牧場智久君があっという間に解決すると思いきや失敗し探偵役が交代するシーンは意外でしたね。

犯人に襲われて年相応の反応を示すのが不謹慎ですが印象深かったですね。

将棋殺人事件

一見関係なさそうな出来事がつながるのは面白い。将棋もあまり興味がないためうんちくなどにめり込めずに終わってしまったのが残念。

今回も探偵としての牧場智久君はあまり活躍できなかったですね。

トランプ殺人事件

他の2つに比べて一番面白かった。トランプに関して世界は広いですね。ルール説明のページはほとんど飛ばしましたが、暗号を解き明かす牧場姉弟のシーンだけは楽しむことができたので満足。暗号自体はさっぱりでしたがね。

 

結論、事件そのものよりも牧場智久、姉の典子、須藤信一郎の絡みが一番楽しかった。