知念実希人さんの「天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム」を読んでみた
今回紹介するのは知念実希人さんの「天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム」です。統括診断部の天久鷹央と小鳥遊優のコンビが活躍する医療ミステリー。
天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム
あらすじ
迷い込んだ呪い
新たに統括診断部に患者がきた。結婚を意識するタイミングで必ず腹痛が起きてしまうと訴える大山秋恵。元恋人が原因の呪いだと聞き、鷹央は耳を傾ける。さらに、秋恵が太鼓判を押す霊能力者に300万もの大金を払って治してもらうつもりでいることを知った小鳥遊、鷹央はその霊能力者に会うことになった。
ゴミに眠る宝
今回の依頼はごみ屋敷だ。アパート近くに住む沼田という男が家にゴミをため込み、悪臭や、不衛生で迷惑しているとアパートの大家さんが現状を嘆いているのだ。さらにただのごみ屋敷ではなく殺人事件の疑いもあるらしい。振り返って鷹央の心から楽しそうな表情を見た小鳥遊は大切な週末が無くなることを確信するのであった。
明日は、「ごみ屋敷探検だ!」
瞬間移動した女
今度の依頼は天医会総合病院のナース相馬若菜。密かに小鳥遊が狙っている女性でもある。若菜の看護学校の同級生で親友の関原桜子が先月港で遺体として見つかった。警察の捜査もあまり進んでなく桜子と同じマンションに住む知り合いから聞いた話では状況からして遺体が瞬間移動したとしか思えないらしい。
鷹央は、事件の全容を解明したかに思えたがそれは間違いだと気付く。それなのにこの事件から手を引くことを決める。鷹央自身には解決できないとつぶやいて。
そして、、、小鳥遊に解決を命じた。
感想/まとめ
知念実希人さんの天久鷹央の推理カルテシリーズⅣ悲恋のシンドロームいかがだったでしょうか。今回はどんでんがえしが多かったですね、
迷い込んだ呪い
今回の原因:子宮内膜症
この霊能力者はまた登場する予感がする。ぜひ、お願いします。
ゴミに眠る宝
良い人そうにみえて何やっているかわからない典型的なお話しでしたね。
瞬間移動した女
今回の原因:クッシング潰瘍、アンドロゲン不応症。
なんとなく結末への道筋が読んでいて感じていましたが、悲しい、切ないですね。小鳥遊が最後犯人との食事での会話は響くものがありました。よかったぞ小鳥遊先生!
鷹央や小鳥遊のコンビが今回もやってくれました。
個人的には小鳥遊先生にいい人が現れてほしいと願っています。鷹央先生は恋人という感じがしないので。ぜひ、お姉さんキャラ待っています!